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平成24年12月、厚生労働省から平成23年国民年金被保険者実態調査結果の概要が発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002r5jf.html
これは、国民年金(正確に言うと第1号被保険者)の保険料納付状況などを調べたものです。
よく「年金未納問題」なんて聞きますよね。
実際にどんな状況なのか調べたものなんです。

さて、その概要ですが、

■ 保険料納付状況
平成23年度の国民年金第1号被保険者の保険料納付状況は、納付者が48.6%、第1号期間滞納者が26.2%、申請全額免除者が13.2%となっています。
ちゃんと納めている人が50%もいない状況…、これでは厳しいですよね。
前回の調査(平成20年実施)比べると、納付者の割合は5.3ポイントの減少、第1号期間滞納者の割合は2.6ポイントの増加、申請全額免除者の割合は2.0ポイントの増加となっています。
納めている人は減少傾向にあり、納めていない人は増加傾向にある…、財政的によくない傾向に進んでいるわけです。

■ 就業状況
第1号被保険者の就業状況は、自営業主が14.4%、家族従業者が7.8%、常用雇用が7.7%、臨時・パートが28.3%、無職が38.9%となっています。
よくテレビなどの報道で国民年金第1号被保険者を「自営業者等」と表現していることが多いのですが、実際には
第2号被保険者(=会社の厚生年金保険に加入している人)、第3号被保険者(=それに扶養されている配偶者)以外の人と考えた方がよいですね。

■ 世帯の所得状況
第1号被保険者のる世帯の総所得金額の分布は、第1号期間滞納者は、納付者に比べ低所得者の割合が高くなっています。
が、世帯の総所得金額が1,000万円以上の者も3.0%います。
ちゃんと払えるのにPTA会費や給食費を納めないご家庭がこの部類に入るのではないかと…想像ですけどね。

■ 国民年金保険料を納付しない理由
第1号期間滞納の国民年金保険料を納付しない理由は、「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」が74.1%と最も高くなっています。
「年金制度は信用できないから」「将来年金がもらえなくなると思うから」と言う理由でなかったのは救いですね。
納付する意思を感じることができますから。

■ 生命保険・個人年金加入状況
生命保険や個人年金のどちらかに加入している人の割合は、第1号被保険者の59.4%となっており、第1号期間滞納者では49.6%となっています。
つまり、国民年金保険料を滞納しているけど、自分で民間の生命保険や個人年金に加入している人が半分程度いるということ。
「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」なのに民間の生命保険や個人年金には加入するんですね・・・?
保険料の高い低いもあるでしょうし、費用対効果のコストパフォーマンスの問題もあるかも知れませんね。
そもそも、年金事務所の職員が一人一人に出向いて説明はしてくれません(これはやむを得ませんね)。

民間の生命保険や個人年金は、基本的に死ぬまで面倒は見てくれません。
死ぬまで面倒みてくれる保険商品もあることはありますが、保険料がバカ高くなります。
当然ですよね、いつお亡くなりになるかわからないのですから、その分保険料を多くいただかないと収支が合いませんよ。

その点、国の公的年金は一生面倒見てくれます。
お亡くなりになるまで老齢年金をいただけます。
例え90歳になろうと、100歳になろうといただけます。
保険料の費用対効果については、平均寿命を意識して設計されているんですね、実は。
つまり、平均寿命より長生きすると、得をする可能性が…高い!

よく金融機関で年金相談をさせていただきますが、相談内容のダントツトップは、これです。
「どうやったら年金をたくさんもらえますか??」
お気持ち、非常にわかります。私もそう思いますもん。
そんなときは、決まってこう答えます。
「あなたは、いつお亡くなりになる予定ですか?」
普通は「えっ?」となります(「はい、○○年○○月頃逝きます」と言われても困りますが…)
お亡くなりになる時期が予めわかるのであれば、それに合わせた(?)ベストプランをご提案できます。
でも、それができない(できたら…困る…)。
そこで、国の公的年金制度や民間の生命保険・個人年金の特徴を説明するわけです。

「うちは癌家系で親戚はだいたい○○歳には亡くなってるからなぁ」
「私○○の持病があるから、そんなに長生きはしないと思うの」
「うちは代々長生きの家系だからねぇ、頭もみんなしっかりしてるし」

死期についての相談になることも多々ありますが、私は…もらい得するくらい長生きしたいですね。

みんなで長生きしましょう!

【参考】日本年金機構 リーフレット「知っておきたい年金のはなし」
http://www.lcgjapan.com/pdf/lb08167.pdf

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